ハーモネイチャー商品用語辞典

染色について

ハーモネイチャーで取り扱っている商品の染色について解説します。
生成 (無染色・無漂白)のオーガニックコットンや、茶や緑のカラードコットンの他に、 オーガニックコットンの認証基準に戻づいて染色を施した商品も多数取り扱っています。
染料は、合成(化学)染料と、天然染料の大きく2つに分けられます。
※天然染料はもちろん、合成染料においても人や自然に害を及ぼすことのない、染色加工が行われています。
※オーガニックコットン認証基準に基づいて、化学薬品の使用を極力抑えたものとなっております。

  • 反応染め

    一般的な綿やレーヨン素材など衣類を染めるのに最も多く利用されている染色技法です。
    反応性染料を繊維と化学結合して染着するので耐久性に優れています。
    反応染めはカラーバリエーションがとても豊富で、鮮やかな色からくすんだ色まで、ほとんどの色を表現できます。
    ※オーガニックコットンの認証を受けているものは、銅.クロムなどの有害な重金属を含む染料、媒染剤は使用されていません。

    天然染料

    天然染料は、自然の中に存在する植物や動物・鉱物などを使った、古来より衣服の染色に用いられてきた染料です。
    合成(化学)染料に比べて安全性が高く、環境に優しい染料で、自然のままの色合いを楽しむことができます。
    天然染料には、草木や花など植物を使った『植物系』、泥や土など鉱物を使った『鉱物系』 、貝や虫などの動物由来のものを使った『動物系』に分けられます。
    天然染料は色落ち・変色・退色は避けられませんが、自然の風合いが楽しめます。

植物系

自然の植物を染料にして染める方法で、自然の優しい色合いです。
合成染料と比べて染色排水による環境汚染が少なく環境に優しいといわれています。
季節によっても染められる色が違い、商品のロットによって多少色味の違いがあるので、一期一会の出会いがあります。
また、日光や時間の経過とともに変化していく色合いをお楽しみ頂けます。

  • 草木染

    天然の植物を染料として染める方法を「草木染」といいます。
    ほとんどすべての植物が、染料になると考えて良いです。
    特に日本は、四季があり雨の多い温帯地方であることから、植物の種類がきわめて豊富にあり、染色・染織の文化が発達したと考えられてます。
    花や葉・茎・根・木の枝葉・樹皮・など、庭や散歩道でいつも目にする植物達。
    また身近なキッチンの、玉ねぎやナスや果実の皮、小豆や黒豆の煮汁、インスタントコーヒーや紅茶も染料になります。
    ■取り扱いメーカー 天衣無縫 など

  • 洛陽染め (らくようぞめ)

    日本古来の色を再現し、植物の根・葉・皮・実などから抽出した染料と、媒染剤のみで丹念に染め上げた自然のやさしい色合いが特長。
    天然染料の弱点である堅ろう度の問題を克服した、糸をつむぐ前に原綿から染めているトップ染めです。
    製品染めでは出せない渋みと深い色合いも特徴です。
    洛陽染は、京都の染料メーカー、染工場、京都市産業技術研究所繊維技術センターにより共同開発されたもの。

  • 五倍子染め (ごばいしぞめ)

    日本古来からお歯黒などに用いられてきた染料で、自然のタンニンを原料とした化学薬品を施さない植物染料染めです。
    タンニンは優れた抗菌作用があり、雑菌の繁殖を抑える効果があります。(JISの抗菌基準をクリア)
    色味は真っ黒ではなくグレーに近く、自然の優しさが感じられます。
    ※タンニンが豊富なため汗と反応して茶色に変色することがあります。

  • 藍染め (あいぞめ) 

    世界中で古くから用いられてきた植物染料で、原料になる植物は多種類あります。
    日本ではタデ科のタデアイが主に使われています。
    成分であるインディゴが深く綺麗な青色を発色します。
    藍は防虫や抗菌効果もあるといわれ、日本でも伝統的に使用されています。

鉱物系

自然の無機化合物を使用して染色する方法です。
泥や土を使って染色する方法は、古くから行われています。

  • 彩土(はに)染め

    地球上のさまざまな地層から厳選された、赤や黄の鮮やかな天然土を使用した染色。媒染剤などを一切使わず繊維組織に定着させる古代からの染色技法です。不純物を取り除き、滅菌・精製され、有害物質を含まず、化学処理を施さない染色で、染色後の色水も循環して再利用できますので、環境にもやさしい技法です。また、退色がほとんどないのも大きな特徴です。赤や黄、グレーの色は、地中で濃縮された酸化鉄からでる色味オーストラリアのエアーズロックの褐色からできたピンクバリ島のバトゥールの黒褐色からできたグレーなど

  • 奄美大島の泥染め

    世界中で奄美大島だけで行われている伝統的な天然の染色方法で染めています。
    熟練した職人が、鉄分を多く含んだ奄美大島の泥で丁寧に染めた、環境と肌に優しい染色です。
    奄美大島の恵まれた自然環境の中でしか出せない、独特の渋みのある濃茶に染めあがっています。
    奄美大島に自生す車輪梅を煮出して発酵させ、何度も何度も手染めをした後に、島の自然の泥で理想の色へと染め上げています。
    身近な自然と共存し、自然から創造された文化が大切に受け継がれている奄美大島ならではの、自然の色をお楽しみいただけます。
    ■取り扱いメーカー aguru など

  • べんがら染め

    ベンガラは古代の土器や壁画にも使われた古くから親しまれている土から取れる成分(酸化鉄)です。酸化鉄の燃焼温度の差による色の変化を染料に応用した染色技法です。土から採取される成分なので、安全で自然に優しい染色方法として繊維製品への染色、オーガニック製品にも使用されるようになりました。紫外線に強いため耐光性にすぐれ、年数を経ても退色がほとんどないのも大きな特徴です。




染色について

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