第8話 もがいてみる

少し落ち着きが出てきた2012年の夏、倉庫管理会社から、連絡がありました。

その会社の懇意にしているコンサル会社が倉庫を貸している会社の事業について独自に調査したところ、
売り上げ貢献できる企業として「ハーモネイチャーさんの名前が挙がった」とのこと。

お話を伺ったところ、データ解析などが非常に細かそうなことと、現時点からの売上増に対しての報酬体系ということで、お願いすることにしました。

毎月1~2回面談があり、データの解析から集客の方法などについて提案を受け、できるところから実行していきました。

外部の目が入ると、抜け落ちていることや、もっと注意深く設定する必要があること(例えばお客様が普段使う言葉に落とし込むことなど)に気づくことができるようになってきました。

毎月の地味な作業なので、とてももどかしいですが、今は「継続は力なり」と続けるしかありませんでした。

 

2013年初め、ある金融機関の方が飛び込み営業に来ました。

震災の年に日本政策金融公庫の融資で懲りていたので、あまり深入りしないようにと考えていましたが、
その担当者はとても熱心に事業内容や現在の状況を聞いてくれました。

あまりにも熱心だったため「無理だと思いますよ。」と言いながら、数期分の決算書コピーを渡しました。
少しは上昇の兆しが見えてはいますが、まだ(融資は)難しいだろうと思っていました。

その後、追加の書類を提出したり、何度か電話でやりとりして、2週間程度経った頃、
何と「融資可能です!」の返事をいただけました。

お金を借りられることが、「まだ事業を続けてみなよ」と言われているようで、とても勇気づけられたのを覚えています。
同時に、きちんと成果を出していかないといけないと心を引き締めました。





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